メンバーリスト
領域代表・総括班代表
B02
代表川西 哲也 早稲田大学・教授
極限変調✕光:
極限光変調によるフォトニックコンピューティングの変革
高速光変調、光伝送、光無線融合システムに関する研究に一貫して従事。光変調の基礎理論及びデバイス基盤を切り拓くとともに、通信のみならず、天文・セキュリティ・計測等の多様な応用開拓を実現。最近ではテラヘルツ通信に関するプロジェクトや、日欧国際共同研究に参画。本領域では、高速高精度光変調技術のフォトニックコンピューティングへの適用を目指す。光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞、文部科学大臣表彰 科学技術賞などを受賞。IEEEフェロー。電子情報通信学会フェロー。IEEE Photonics Society 理事、電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ会長等を歴任。
総括班
- 研究代表者:
- B02代表川西 哲也早稲田大学・教授
- 研究分担者:
- A01代表鯉渕 道紘国立情報学研究所・教授
- A02代表川上 哲志九州大学・准教授
- B01代表内田 淳史埼玉大学・教授
- B03代表長谷川 幹雄東京理科大学・教授
- B03分担堀﨑 遼一東京大学・准教授
- C01代表砂田 哲金沢大学・教授
- C02代表笠松 章史情報通信研究機構・センター長
研究柱A システム構造
A01
代表鯉渕 道紘 国立情報学研究所・教授
近似コンピューティング×光:
極限光技術を生かすフォトニック
近似コンピューティング
大規模計算機システムの結合網と計算機システムアーキテクチャに関する研究に一貫して従事。近似コンピューティングと光の関連を世界に先駆けて研究。JSTさきがけ等研究代表者を歴任。平成25年度文部科学大臣表彰若手科学者賞、令和2年度日本学士院学術奨励賞、同日本学術振興会賞受賞。
A02
代表川上 哲志 九州大学・准教授
光×電子系の最適結合:
光基盤と応用の最適結合を実現する
システム構造研究
Bosch Corporationハードウェアエンジニアを経てアカデミアへ。物理系(光・超電導)を活用したコンピューティングにおいて、コンピュータ科学に基づく独自の徹底したシステム視点によるシステムモデリング、性能評価、最適システム設計が世界の注目。JSTさきがけ等研究代表者を歴任。
研究柱B メカニズム
B01
代表内田 淳史 埼玉大学・教授
複雑系フォトニクス:
複雑系フォトニクスによるフォト
ニックコンピューティングの変革
複雑系科学と光科学の学際研究に一貫して従事。特にレーザー物理の高速ダイナミクスを情報の観点から捉えた「複雑系フォトニクス」を創成。その知見を基盤とし、高速物理乱数生成、相関乱数暗号鍵配送、光秘密通信、光リザーバーコンピューティング、光意思決定等の研究に従事。
B03
代表長谷川 幹雄 東京理科大学・教授
光の極限性能×コンピューティング:
光の極限性能による強化学習の変革と
応用開拓
Beyond 5G/6G、大規模IoT等の様々な無線通信システムを対象として、通信方式や無線資源管理の最適化に関する研究に従事。レーザカオスやイジングマシン等による高速強化学習、高速最適化の研究を推進するとともに、動的不確実環境下でのBeyond 5G等への応用展開を目指す。
研究柱C デバイス基盤
C01
代表砂田 哲 金沢大学・教授
光多重化×コンピューティング:
光多重化によるフォトニックコン
ピューティングデバイスの変革
力学系理論・集積光技術・コンピューティング応用に基づいた独自の光デバイス研究を展開。光ニューラルフィールドと呼ばれる光の多重性を生かした新デバイス構造を創成。JSTさきがけ等研究代表者を歴任。
C02
代表笠松 章史 情報通信研究機構・センター長
光の極限性能×エレクトロニクス:
超高速シリコンアナログ回路と
超高速光回路の融合
高超高周波電子デバイスの研究に一貫して従事するとともに、瞬時データバックアップ、超高速光処理などの応用システムとの関わりを研究。 100 GHz を超える超高速領域で動作するシリコンアナログ回路技術を創成。電波功績賞電波産業会代表理事表彰、前島密賞等受賞。
公募研究
A03
代表塩⾒ 準 ⼤阪⼤学・准教授
光エッジコンピューティングの
ための光電融合システム
CMOS集積回路の低電力化設計や光コンピューティングシステムの設計最適化・耐タンパ化実装に関する研究に従事。これまでの経験を活かして、エッジ環境においてディペンダブルに動作する光近似コンピューティングシステムの創出に挑戦する。
A03
代表⾼林 正典 九州⼯業⼤学・准教授
光複素振幅分布を入出力とする
光電子融合型AIハードウェア
ホログラフィなどの波動光学を専門とし、高密度光記録や定量位相イメージングに関する研究に従事。本プロジェクトでは、光複素振幅分布を入出力とする光電子融合型AIハードウェアを実現し、その極限性能を引き出すための研究を推進する。ニューロモルフィックAIハードウェア研究センター所属(兼担)。
B04
代表⼤久保 潤 埼⽟⼤学・教授
Koopman作用素を用いたレーザ
ダイナミクス確率的挙動のモデル化
主として、統計力学や確率過程の情報科学への応用に関する研究に従事。最近の研究の主軸は、双対確率過程とKoopman作用素。本プロジェクトでは、複雑な振る舞いを示す決定論的レーザーダイナミクスのデータから有効確率モデルを導出し、情報理論的解析への接続を目指す。
B04
代表下村 優 ⼤阪⼤学・助教
空間光多重化を用いた並列探索型
空間フォトニックイジングマシン
光制御技術とナノ材料を駆使した、ファブリケーション、コンピューティング、およびセンシング手法に関する研究に従事。本プロジェクトでは、空間光多重化を活かした、大規模な組み合わせ最適化問題を効率的かつ高速に解く空間フォトニックイジングマシンの構築を目指す。
B04
代表久世 直也 徳島⼤学・准教授
マイクロコムによる周波数分割型
集積光リザバーコンピューティング
光周波数コム光源の開発と応用の研究に従事。最近は、集積性に優れ、小型で量産可能な光周波数コムとして知られるマイクロコムの研究を積極的に展開。本プロジェクトでは、マイクロコムを波長多重光源として利用する光リザバーコンピューティングの創出を目指す。
C03
代表庄司 雄哉 東京⼯業⼤学・准教授
光磁気変換を利用した導波路型
スパイキング光ニューロン
シリコンフォトニクスおよび磁気光学効果を用いた光集積回路に関する研究に一貫して従事。本プロジェクトでは、光磁気変換を介した光の相互作用によってシナプスの非線形な信号伝達を再現した人工的な光ニューロン素子を開発し、スパイキング光ニューラルネットワークの実現を目指す。
C03
代表⽯橋 隆幸 ⻑岡技術科学⼤学・教授
磁気光学効果を利用した光回折型
ニューラルネットワーク
磁性材料、磁気光学効果、磁気光学イメージングなど、一貫して光と磁気に関する研究に従事。磁気光学効果を利用した光回折型ニューラルネットワークを提案。本提案をベースに、可視光で動作し、2次元情報を高速かつ低消費電力で演算可能な新しいデバイスの実現を目指す。
C03
代表斎⽊ 敏治 慶應義塾⼤学・教授
環境と一体化した光計算により代謝・
行動を最適化する液滴ロボット
フェムト秒・ナノスケール半導体分光、ナノバイオセンシング、相変化フォトニクス、物理計算機、およびアクティブマターに関する研究に従事。本プロジェクトでは、複雑な環境と一体化した光計算によって代謝、変形、移動を動的に最適化可能な液滴ロボットの構成を議論し、実験的に実証することを目指す。
C03
代表瀧⼝ 浩⼀ ⽴命館⼤学・教授
光スラブ導波路型フーリエ変換回路を
用いた高機能光情報信号処理回路
光ファイバジャイロ、高速光通信、THz帯通信、および集積光機能デバイスに関する研究に従事。各種新機能光信号処理デバイス(光OFDM信号分離回路、光周波数シンセサイザ等)を開拓。本プロジェクトでは、光フーリエ変換回路を活用した高機能光情報信号処理回路の実現を目指す。